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無線アンテナ
ホイップアンテナ(ルーフアンテナ)
白黒パトカーなど、覆面パトカー以外の警察車両の屋根に設置される無線アンテナです。
屋根に穴が開けられ配線が内蔵されているため、容易に設置することができます。
F1ホイップアンテナ
ロッド式ラジオアンテナに擬装された無線アンテナです。
1980年代まで主流だったタイプで、現在では廃れた装備ですが、1980年代以前に配備された一部の儀礼用オープンカーで見ることができます。
TLアンテナ
トランクリッドに設置する、自動車電話アンテナに擬装された無線アンテナです。
1980年代後半に登場し、1990年代を中心に多く採用されました。
基本的には覆面パトカー用ですが、白黒でも屋根にレーダーを搭載して電波が干渉する可能性がある場合や複数の帯域の電波を受信する場合、車両の構造上屋根への設置が困難な場合に装備する場合があります。
秘匿性向上のため、NTTドコモのステッカーが貼られることが多かったですが、携帯電話の普及で2000年代に入ると自動車電話自体見られなくなっています。
交通覆面や捜査用覆面では廃れた装備ですが、秘匿性が重要視されない警護車や幹部車両では現在も見られる装備です。
TAアンテナ
テレビ用ダイバーシティアンテナに擬装された無線アンテナです。
独立したトランクを持たないミニバンやステーションワゴンなど幅広い車両に装着可能で、TLアンテナに代わり2000年代を中心に広く採用されました。
無線用は片側のみで、もう片方はテレビアンテナとして機能します。
2000年代後半になるとテレビアンテナはフィルムタイプが主流となり、秘匿性が薄らいだため2010年代以降新規採用は減っています。
シティロードタイプです。
こちらはパナソニックタイプです。ロゴは消去されています。
ユーロアンテナ
屋根に設置されるラジオアンテナに擬装された無線アンテナです。
2010年代から普及しており、現在覆面用としては最もポピュラーな存在です。
コンパクトで場所を選ばないため、警護車では複数装着されることがあるほか、セダンではトランクリッドに装着される場合も稀にあります。
アマチュア無線風アンテナ
アマチュア無線アンテナを模した警察無線アンテナです。針金アンテナとも言われます。
交通覆面や捜査用覆面での採用は少なく、レーダーパトカーや警護車のトランクリッドにTLアンテナの代わりに装着されることが多いです。
車内アンテナ
リアガラスに貼り付けて使用する車内設置専用のアンテナです。
アンテナが外部に露出しないため秘匿性は最強ですが、車外アンテナと比べ受信感度が落ちるため主流とは言えません。
車外アンテナを車内設置する場合もあります。
その他
シャークアンテナ(ドルフィンアンテナ)などがありますが、少数派です。
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