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110系・120系クラウンパトカー特集

いずれの世代も2000cc超の6気筒エンジン搭載で、フロア5速MT、リアサスペンションは車軸式です。

内外装はスタンダードに近いですが、電動リモコンメッキフェンダーミラーが装備されるなど、一部変更されています。

110系

1979年に登場しました。搭載エンジンは2800ccSOHCの5M-EUです。

バンパーはデラックス用のスチールメッキタイプで、ホイールもデラックス用フルキャップが装備されています。

フロントグリルには2.8のエンブレムが装着されています。

ステアリングはスタンダードと共通のパワーステアリング非装備の3本スポークです。

当世代からフロアMT車のパーキングブレーキはセンターレバー式が標準ですが、パトカーは運転席と助手席の間に車検証入れが装備されるため、ステッキ式となっています。

前期型では円柱型の警光灯にモーターサイレンが標準です。

1981のマイナーチェンジで前面警光灯と3ナンバー車用大型樹脂バンパーが装備され、警光灯は小糸製散光式(スクエア型同等品)、松下通信工業(ナショナル)製サイレンアンプが装備されています。

ホイールはガンメタ塗装のスチールにセンターキャップの組み合わせに変更され、2.8エンブレムは前面警光灯と干渉するため廃止されています。

120系

1983年に登場しました。市販車の大排気量ガソリン車は全車DOHC化され、2800ccの5M-GEU、または3000ccの6M-GEUが搭載されましたが、パトカーはSOHCの5M-EUが継続されました。

クリスタルピラー採用に伴いCピラーが黒くなっているほか、車検証入れが運転席シート下に変更され、パーキングブレーキもセンターレバー式が採用されています。

テールランプはスーパーデラックス以下と共通の廉価仕様が装備されており、大型バンパーの組み合わせはパトカー専用です。

インパネはフォーマルインパネ(Bタイプ)をベースにオーディオスペースが特装用コンソールに変更されており、フューエルリッドオープナーが装備されています。

1985年のマイナーチェンジでヘッドライトが角型2灯に変更され、警光灯もエアロダイナミックに変更されています。

内装では新たにタコメーターとAMラジオが装備されています。

主要諸元

110系

グレード スタンダード
型式 E-MS112Z-SEMRE
変速機 5MT
全長(mm) 4860
全幅 1690
全高 1645
重量(kg) 1410
エンジン 5M-EU/145ps
燃費(60km/h定地) 15.0km/l
タイヤ 185SR14

120系

グレード スタンダード
型式 E-MS122Z-SEMRE
変速機 5MT
全長(mm) 4860
全幅 1720
全高 1640
重量(kg) 1365
エンジン 5M-EU/145ps
燃費(60km/h定地) 15.0km/l
タイヤ 185SR14
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