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パトカーの装備(外装編)
※上下二段ルームミラー、防犯板は車内に装備されるため内装編を参照。
散光式警光灯
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大型の赤色灯(警光灯)です。赤灯(あかとう)などとも呼ばれます。
円盤型、円柱型などの単灯式よりも大型で発光面積が広く視認性に優れます。白黒パトカーに搭載されるものはスピーカー一体型が主流です。
初期のものは角型でその後バー型となり、現在はブーメラン型が主流です。光源はハロゲンが多かったですが、2010年代以降LEDが増えています。
2010年代に入り、ブーメラン型に代わり、バー型LEDのエアロホークやフリックスが登場していますが、まだ主流とは言えません。
前面警光灯
前の車への視認性を高めるために装着されます。小型警ら車(ミニパト)とよばれる1500cc以下くらいの車にはありません。かつてはハロゲンタイプが主流でしたが、2010年代以降はLEDタイプが主流となっています。
通常、散光式警光灯と連動して点滅しますが、神奈川県警では独自に前面警光灯のみ単独で点滅させるスイッチが装備されています。
昇降機
(上昇させた状態)
警光灯を上げることにより、後ろにトラックなど背が高い車両がいても後続車への視認性が高まります。
警らパトカーに装備されており、1999年度国費の無線警ら車で初採用されましたが、装着車のほとんどはパトカー専用グレードを持つ車種で、市販車ベースでの採用はキザシとL33ティアナに留まっています。
サイレンアンプから操作できるほか、警光灯作動時にトランクリッドを開けると自動で上昇し、上昇してまま走行すると警告音が鳴ります。
交通系パトカーには昇降機の代わりにトランクリッド内側に後部補助警光灯が装備されています。
ナビミラー
助手席用の補助ミラーです。
フェンダーミラーの時代はAピラーに装着するタイプ(通称サッシュミラー)が主流でしたが、ドアミラーが主流になってからはドアミラーの上に装着される場合が多いです。
装備されるのは警らパトカーや交通パトカーですが、警視庁の都費導入車では交通ミニパトや事故処理車など白黒パトカーの大半に装着されています。
無線アンテナ
白黒パトカーでは屋根ににホイップアンテナが装備されるのが一般的です。
対空表示
警察ヘリコプターが上空から車両を識別するための記号が無線機搭載車の屋根に表記されています。
表記対象は警らパトカーや交通パトカーなどに限られており、小型警ら車や事故処理車などには表記されないことが多いです。
無線機のコールサインを縮めたもの(万世橋1なら万1)が一般的ですが、茨城県警などコールサインとは別に独自の数字を表記する場合もあります。
無線機非搭載車には基本的に表記されませんが、交番車や予備車などに格下げされた車両の中には第一線時代の対空表示がそのまま残っている場合もあります。
機動隊車両の一部には所属部隊が表記されている場合があります。
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